世界最大の洞窟群「フォンニャケバン国立公園」と焼肉

2017年2月20日。

今日はいよいよフォンニャケイブとパラダイスケイブツアーの日。

7時50分にロビーへ降りると、すぐピックアップバスに案内され、数人乗り込んだところで出発した。

水も1本もらえる。


いくつかのホテルをまわって、さらに客を拾ったあと、ドンホイの町を出た。

そこで、ガイドのお姉さんからツアーの説明が入る。

「こんにちは!
今日はまず、この15人のみなさんで一緒にパラダイスケイブへ行きます。
その後はランチタイムです。
食後にフォンニャケイブ組と、ダークケイブ組に分かれます。
よろしくね!」

 

パラダイスケイブは、世界一レベルの巨大な鍾乳洞とのこと。

世界遺産に指定されているフォンニャケイブより人気があるそうな。

ダークケイブというのは、真っ暗な洞窟の中を探検して、泥沼で泳いだりできるアクティビティ多めなツアー。

泥はダナンで満喫したし、濡れるには寒い季節なので、今回はフォンニャケイブへ行くことにした。

 

途中の田園風景。田んぼにバナナ。

東南アジアな雰囲気…と思いきや、ここだけ見ると故郷の宮崎とあまり変わらない。

 

フォンニャケバン国立公園に到着

山あり、川あり、民家あり、ひたすら景色を眺めること2時間弱。

フォンニャケバン国立公園の入口に到着した。

こちらは当時の入場料。大人は約1250円。

宿と洞窟の送迎、昼食、広大な洞窟2つのスムーズなガイドなどなど含めて5100円は満足価格と見た。

チケット購入もガイドさんがやってくれる。楽ちん。

入場チケットのカードがもらえた。

折れたり欠けたり汚れてたり。再利用を感じる。エコロジィ…。

なんとバギーで移動させていただける。

チケット配ってもらえるとか、移動手段が徒歩じゃないとか、ツアーの半分は優しさでできている。

けっこうなスピード感でちょっとしたアトラクション。

いよいよ洞窟の入口に到着。

洞窟内部の地図を見ながらパラダイスケイブの見どころ解説と、集合時間&場所の確認。

ここで何より覚えておくべきは、ガイドのお姉さんの顔!

違うツアーに混ざっちゃったら大変だ。

 

パラダイスケイブを探検

階段を下りて、いざ洞窟へ!

きれいに整えられた遊歩道を歩くスタイル。

中は他のツアーの人たちもたくさんいて、自分たちと同じツアーの人がさっそく分からなくなる。

千手観音みのある鍾乳石。

つばを飲み込むほどインパクトのある造形なので、これはきっと見どころ。

虫なのか石なのか、天井がキラキラ光っていてきれい。

キラキラ光っていたあたりの景色。

控えめで雰囲気のあるライトアップな道。

広い空間に出た!

まだまだ先がありそうだ。

ステージのような空間で、洞窟のスケールを感じる。

そういえば、中学の時の修学旅行では山口県の秋吉台にある鍾乳洞に行ったなぁ。

カルスト台地に白い石の景色は覚えてるのに、鍾乳洞はまったく思い出せないなぁ。

というようなことを思ったり話したりした。

 

このあともいろんな空間や鍾乳石を見ながら出口へ。

写真はほぼ「とおるさんと石」だったので割愛。

鍾乳洞を見るために自分から地下に入ったのに、地上に戻れることにやけに喜びを感じる。

本能的な何かなのかもしれない。

無事に集合場所で自分のツアーの人たちと合流。

 

おなかぺこぺこ!

たくさん歩き回ってお腹も減ったし、次はランチだ!

会場のレストランまでカートで運んでもらう。

ランチへの期待でテンション上がって自撮り。

集会所のような、民家のような。

広大な公園だから、住んでいる人がいてもおかしくないのかもしれない…?

お墓があってもおかしくないのかもしれない…?

ん?ここは公園外だったりする?

レストラン到着!

ここも公園内?外? もはや境目は分からなかった。

とにかく食事だ!

大皿から取り合うスタイル。

お料理や食べ方の説明は特になくドンドコ置かれていく。

初対面でここまで交流もなかったツアー客たちは、探り探りで分け合ってランチをいただいた。

牛肉(たぶん)を焼いたもの、オムレツ、揚げ春巻き、ポテト、肉じゃがみたいなものなど、分かりやすくて食べやすいメニューが多い。

周りの人たちはあんまり食べなかったので、モリモリおかわりして次に備える。

次のフォンニャケイブには、船で向かうとのこと。

指定されたあたりの青いボートにてきとうに乗り込む。

パイプ椅子が固定されていてアットホームな雰囲気。

ライフジャケットが背もたれ。

背中より命を預けたいところだけど、やっぱり特に説明はなかったので写真を見返して存在に気づいた。

風光明媚かつ生活感もほんのり感じながら、ゆったり船旅。

フォンニャケイブまでどれくらいかな?

どんな入口なんだろう。

 

フォンニャケイブを探検

30分ほどでフォンニャケイブが見えてきた。

あの壁にぽっかり開いた穴から船で突入するらしい。楽しそう!

洞窟に到着!

ここで観光用のボートに乗り換え。

骨だけの屋根で景色を見やすくしたボートは、手漕ぎでゆっくり進んでいく。

遊歩道を歩くよりも冒険感が増して、良い。

やたらと低い天井を通ったりする演出もあったりして、とても良い。

しばらく進むと、開けた空間の地面に降ろされた。

なんとなく道があって柵もあるけど、探検している感じもある。良い!

思わず自分たちの身長との比較写真を撮っちゃうくらい巨大な鍾乳石。

上を眺めて口があんぐりするほど大きかった。

帰りの道では、これから出発するボートを見ることもできる。

アドベンチャーな光景。

こちらの洞窟内の道は、こんな感じで元々の自然を活かしたもの。

アップダウンも歩いていて楽しい。

タイのクロントム温泉や、トルコのパムッカレみたいな段々の地形。

秋吉台の鍾乳洞のサイトにもこんな写真が載っていたので、いつかまた見に行きたい。

 

そしてスイーツへ

フォンニャケイブを出たら、あとはバスで帰るだけ。

スムーズに宿まで送り届けてもらったあとは、疲れ切った体を癒すために甘い物をもとめて街をうろうろ。

あったあった。プリン。

バインフランとカフェスアを頼んで、2人分で約300円。

 

ベトナムには、こういうときに助かる甘味処がけっこうあるのだ。

メニューはスイーツ数種類と、コーヒーやジュース。

テーブルとイスは一応あるけど、立ち食いそばみたいな気軽さで入れるお店。

ちょっと座ってパッと食べて、サッと出られる。

 

そして焼肉へ

なんと晩ごはんは焼肉。

まだツアー気分なのかもしれないが、たまには…すごく良い!!

ここぞとばかりに食べまくる。

肉・肉・キムチ。ビールも飲んじゃう。最高!

大きなお肉は店員さんに切ってもらえた。

おなかいっぱい堪能して、2人で1900円ほど。

普段の食事よりかなり贅沢だけど、コスパはとても良かった。

ちなみにこちらのお店。

ThaiでBinhでBBQ。メニューにはサムギョプサルとキムチ。

タイ、ベトナム、アメリカ、韓国。

いろんな国をぜんぶ網に乗せて、焼いた肉を食べるというシンプルな形に調和させてくれる。

焼肉の懐の深さにかんぷくした夜だった。

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