どーも、なつみです!
今日はずっと楽しみにしていたカリブ海クルーズ出発の日です。
プノンペンでしょんぼりしていた頃は、いずれクルーズ船に乗ることになるなんて想像もしてなかったなぁ。
【カンボジア】もういいや
2017/01/23当時:1USD(アメリカドル)=約115円。
朝フロントに行くと、宿のオーナーの女性が来ていました。
さっそく盗難の経緯を説明したのですが…「うちのスタッフは客のものを盗んだりしないわ。カギだってうちのは壊れてない。あなたの持っているカギか、スペアキーじゃないと開かないわよ」と繰り返すだけでした。
どうやら私たちがカギをかけ忘れたのではと言いたいようなのですが、そんなことはありません。ドアのロックを確認したうえに、カギを持って外出していました。
むしろ、彼女の話が本当なら、犯人はスペアキーを使える人物ということになります。
とはいえ彼女の立場上、スタッフや客が怪しいとも、うちはセキュリティが甘いとも言えないのは分かるので、話を切り上げて警察に行くことにしました。
スタッフさんは昨日たしかに「オーナー ウィル ヘルプ ユー」と言っていましたが、ヘルプする気は一切なさそうです。
自分たちで調べて、地元の警察署とツーリストポリスに目星をつけて向かいます。
ネットで調べたところによると、どの記事も「ポリスレポート発行のための賄賂を取られた」と書いてありました。
物を盗られたところに警察から賄賂を要求されたらもう踏んだり蹴ったり。そんなやつらの世話にはなりたくないので、要求されたら断ってしまおうと話をしていたら警察署に着きました。
ところが、実際に警察署で要求されたのは「ここじゃない。他へ行け」というたらい回し。
そうか、ここは警察署だけど、ここじゃないのか。他なのか。なんか…もういいや。
とおるさんが保険会社に相談したところ、帰国後に詳しい事情を説明してもらえればOKとのことだったので、ポリスレポートは諦めることにしました。
物を盗られて、駆けずり回って、後に残ったのは「このいやな気分になる街を早く出たい」という気持ち。
首都なだけあって、いいところも悪いところもたくさんあるんだろうけど、今の私たちのレベルではいいところを見つけるのが難しかったです。
次はシアヌークビルという海辺の町に行くので、きっと気分転換できるはず。
気を取り直してイオン
というわけで、バスのチケットを探すためにCapitol Tourというバス会社にやってきました。
シアヌークビルまでの値段は、ビッグバスで5ドル! いくつか聞いた会社の中で1番安い!
即決で翌日の9:45発を予約しました。
次は国立博物館に行こうと思っていたんですが、なんだかんだで閉館時間が迫っていたので、近くのイオンで気晴らしすることに。
そう、プノンペンには立派なイオンがあるのです!
イオンまで2kmなので、2ドル以下で行きたいところ。
最初に声をかけてきたトゥクトゥクドライバーさんは「5ドル! 5ドルだ!」と元気よくふっかけてくれたので、「いや、1ドル! 1ドルだ!」とこっちもふっかけ返したら逃げました。1ドルは安すぎたみたいです。
その後、「こっちは3ドルだ!」という人が現れたのでジリジリ下げて、2ドルで行くことができました。
イオンではウィンドウショッピングをしたり、ゲームセンターで太鼓の達人やエアホッケーをしたりとおおいに遊び、気分をなぐさめました。
「晩ごはんもイオンでたらふく食べよう!」
と気合を入れて入ったのがこちら、Shabu Shabu & Sushi buffet。
カンボジアにおいてはなかなかチャレンジングな店名です。
外から覗くと、何かの小皿が回転しています。回転寿司? と、テーブルには鍋…しゃぶしゃぶ…。
意を決して入りました。
回っていたのは、寿司じゃない。しゃぶしゃぶの具でした。
誰かが何か取るまで補充はされず、生臭さと乾き具合を見抜く技術が要求されます。
しゃぶしゃぶの出汁は2種類選べて、今回は赤いのと赤くないのにしました。
でも味はよく分かりません。なぜなら最後はどっちも焼肉のタレにつけるから。しゃぶしゃぶなのに。
寿司はビュッフェのはしっこに置いてありました。ういろうみたいに圧縮された酢飯に、ほんのり臭うイカが乗ってます。
説明の端々から滲み出ている通り、とても残念な感じでした…。
もう、味がどうとかじゃなくて”食べられるかどうか”で食材を判断してお腹を満たし、店を出ました。
唯一おいしかったのはスイカ。
本当は、今日という日こそおいしいものが食べたかったけど、ガッカリ日本食という海外旅行の醍醐味は味わうことができました。
お値段はこれで1人10.8ドル。カンボジアではなかなかの高級店。
イオンを出たらまっすぐ帰り、やっぱりドアの前にバリケードを作って寝ました。なんせうちのカギは何者かが開けることができるのです。
今回のことはものすごく悔しかったけど、とても勉強になりました。
もう安いからといってBooking.comで評価が5の宿には泊まらないぞ!
盗難については、とおるさんもリアルタイムでブログを書いていましたのであわせてどうぞ。
カンボジアの宿で盗難にあいました