2016/12/13当時:1MYR(マレーシアリンギット)=約26円どーも、なつみです!
以前、神戸ムスリムモスクというところへ見学に行って、イスラム教とムスリムについて話を聞き、”イスラム教”という言葉に対して持っていた偏見を消してもらったことがあります。
宗教的な内容は間違っていると大変なので省きますが、ムスリムの人が日々思っているのは、「清く正しく、まっとうな人生を送りたい」という、いたって普通のことだということを教えてもらいました。
宗教と聞くだけでなんとなく壁を作りがちでしたが、そうかぁ、誰だっていい人生にしたいよなぁ…それにはいろんな方法があるもんなぁ…と、これまたなんとなく壁が消えていったのでした。
というわけで、マレーシアの国立モスクも行ってきました。
4人そろった私たちは、マレーシアを縦断すべくイポーという町を目指すのですが…午後から出発になったので、午前中の空き時間に見学です。
国立モスクの入り方
場所はバードパークのすぐ近くです。
さっそくスタッフのおじさんがいる小さな入り口から入ろうとすると、「ツーリストは反対側の入り口から入ってね」とのこと。それならと反対側へ向かいます。
モスクの敷地はきれいに掃除されていて、健康器具の置いてある公園もありました。なごやかな憩いの場という雰囲気。
反対側にたどり着くと、大きくて立派な入り口がありました。服装規定や禁止事項の看板に、レンタル用のローブやヒジャブがずらりと並ぶラック。ツーリストOK感がビシビシ伝わってきます。
入り口にあるカウンターで入場の受付をして、ローブとヒジャブを着せてもらって中に入りました。
モスクの中はこんな感じ
モスクは想像以上に広くて清潔でした。なんというか、下手な病院より清潔なのではというくらいのピカピカぶりで、裸足でも全く抵抗がないほどです。
ここなら床で寝られる…と思いながら歩いていたら、ほんとに寝ているおじさんもいました。きれいで涼しくて広くて、昼寝に最適です。(しないけど)
この礼拝堂がまた美しくて、中には入れないのですが入り口から見学することはできます。上品な色合いのステンドグラスと、広いのに静まり返った厳かな空間を、たっぷり眺めました。
この服を着てみて分かったけど、やっぱり暑かったです。太陽から肌を隠した方が意外と涼しいのかも…とか思ってましたが、単純に布と汗が増えただけでした。中が下着なら涼しそうだけど、教義的にはどうなんだろう。
何やらカッコイイこんな空間もありました。お墓なのかな? スペースがひとつだけ欠けているところが意味深でまたイイのですが、ここが埋まった後はどうするんだろう。
見学も服のレンタルも無料で自由にうろうろできて、教徒でなくてもリラックスできるよいところでした。あの輝くドネーションボックスに、気持ちよくリンギットを入れてモスクを後にしました。
ちなみに、レンタルのローブは私のような汗っかきがしっとりと湿らせたものを、そのまま次の人が着ることになります。気になる方は、朝イチで行くか服装規定をクリアした格好で行くことをおすすめします。
でも、レンタル丸出しの服でうろうろしていると、街でもっとステキなヒジャブを見つけちゃおっかな! という気分になってくるので、それはそれでおすすめです。
移動前の腹ごしらえ
この後は電車にのってイポーへゴーなのですが、その前に昼ごはんです。
ずっと気になってた宿近くのレストランに行きました。レストランというか、食堂というか、屋台というか…。
やっぱり辛いのが気になってしまって、辣椒板麺という辛そうな名前のやつにしました。小皿の大胆な盛り付けもさることながら、付いてきたスープがまたステキ。しっかり鶏のダシが出たスープを、化学調味料的な何かでブーストさせた味に、プリプリ食感の鶏団子。くっきりおいしくて辛さの癒しでした。
麺の方は、ゴロゴロ入った大きなひき肉と煮干しのような魚の旨味がおいしかったです。食べきれるギリギリの辛さと、モチモチ歯ごたえの麺がまさに求めてた感じで大満足でした。
次はコーヒーとプリンともやしの街、イポーを満喫です!