2016/12/10当時:1MYR(マレーシアリンギット)=約26円
前の日にクアラルンプールの都会なところを見たので、次は自然あふれるところを見てみようということでバードパークに行きました。
歩いていってみよう
地図によると、バードパークの緑地は最寄のパサールセニ駅とだいたい隣接しています。宿で食パンとジャムの朝食を食べたあと、散歩がてら歩いて向かいました。
しかし、行けども行けどもバードパークが見当たりません。謎の駐車場や、謎の建物群はあったのですが、バードパークの看板はなし。
謎の建物群の中にインフォメーションマークを見つけたので、そこで聞くことにしました。
「どこに行くの? タクシー乗る?」
「バードパークだよ。もうすぐだからタクシーは大丈夫!」
「いや、バードパークは歩きだとまだ遠いよ。無料でいいから乗りなさい」
「いやいや、歩くよ! ……えっ、無料? ほんとに?」
「ほんとほんと! ちょうどそこに行く途中だったから。さあ乗って!」
2人だったら断っていたかもしれないところを、4人ならなんとかなるかと思い切って乗りました。タクシーはあっという間にバードパークの入り口へ。だけど、たしかに歩きだったらあと10〜20分くらいありそうな距離でした。
到着すると、「ここでチケット買って、あっちが入り口だよ。じゃあね!」と爽やかに立ち去ろうとする林さん。これは本当に無料の流れだ。なんていい人だ。というわけで、いっしょに写真を撮ってもらいました。
せめてものお礼に、ここで宣伝しておきます。この顔にピンときたら! 安心してタクシーに乗ってください。
マレーシアのなごみ系バードパーク
シンガポールのバードパークが広い広いと言ってましたが、マレーシアの方も広いです。しかも、敷地の天井を巨大な網でほぼ囲っていて、放し飼い率はシンガポールより高いと思います。
これってもしかしなくても…
バードパークの後は、さらにKLセントラルまで歩いて昼食を食べ、まだまだ歩いて宿まで帰りました。
その後はそれぞれ自由に過ごしていたのですが、散歩していたそべさんから「食事を恵んでもらえた」と写真付きのメッセージが来ました。薄暗い路地に直接置かれた大きな鍋と、それに集まる男性たち。
これって…もしかしなくてもホームレスの炊き出しでは!?
当てどなく街をさまよっていたそべさんは、ボランティアの方々からホームレス認定されてしまったようです。たしかにマレーシアに家はないもんね…と一同納得。
このとき施してもらった鶏肉ぶっかけごはんは、「正直マレーシア旅で一番うまかったかも」と後に語っていました。