どーも、なつみです!
リアルタイムはアルゼンチンのワインの街、メンドーサにいます。
ステーキとワインを心ゆくまで堪能したので、今日の夜行バスでブエノスアイレスへ移動予定。
治安がとにかく悪いと聞いていて不安ですが、警戒しつつ楽しんできます!
アユタヤとは
2017/01/10当時:1THB(タイバーツ)=約3.4円
アユタヤは、室町〜江戸時代くらいにかけてタイで栄えたアユタヤ王朝の都でしたが、ビルマ(ミャンマー)軍に徹底的に滅ぼされてしまいました。徹底的というのはいかほどかというと、仏像の首という首が切り落とされるほどです。
広大な敷地に多数の寺院が遺跡として保存され、首のない仏像が並ぶ奇観とともにタイの重要な観光名所となっています。
はじめての遺跡
この日は6時起きでアユタヤへ。何気にこの度はじめての”遺跡”なので、朝から興奮して元気いっぱいです。
バンコク駅で切符を買い、7時45分発の国鉄でアユタヤ駅に出発!
約2時間、景色を見たり、観光の予習をしていたらあっという間でした。
アユタヤに着いたら駅をまっすぐ出て、道路を渡ってすぐのところにある店でレンタルバイクを借りました。19時までで200バーツ。
パスポートは預けなくても、コピーを取るだけでOKなうえに(最後にそのコピーももらえる)、新しくてきれいなバイクが揃ったいいお店でした。
借りたヘルメットの中に大グモがへばりついてて叫んだのが唯一のトラブル…というかハプニングです。
おすすめルートが書いてある地図をもらったので、とりあえずそれに沿って出発!
アユタヤはとても大雑把に分けて、川の中と外のエリアがあります。有名どころは中に集中していて、外は大小パラパラと遺跡や施設が点在しています。
中だけなら自転車で十分だけど、外も見るなら断然バイクがおすすめです。
ちなみにこの時は服喪期間のため、なんと各遺跡・博物館が無料開放されていました。通常は20バーツ〜100バーツの入場料がかかるところが多いです。
広大すぎる遺跡巡り
もらった地図と予習をもとにルートをザックリ決めます。真ん中の一番の有名どころを見て、近くを見て、昼ごはん食べて、外を見る! くらいザックリです。
まずは真ん中へ!
廃墟と公園の狭間みたいな空間を進んでいくと、なにやら人だかりが…。
あれは、見たかったやつだ!
よく観光サイトやパンフレットに載っていて、想像力をかきたてられるこの頭。木の根にすっぽり包まれて鎮座する姿は神秘的です。
森の中とか、さぞ神秘的な場所にあるんだろうな〜と思っていたのですが…
神秘の頭は観光のかなり序盤で、なんの変哲もない場所におわしました。
この少しわびしくシュールな感じから、アユタヤ王朝へのビルマ軍の仕打ちが垣間見えるような気すらします。もちろんほとんどの観光客が記念撮影していく場所ですが、自分の頭が仏様の頭より上にならないよう、しゃがんで撮らなければいけません。
ここではお尻を向けて撮るのはセーフなようです。
しかし、ずっと見たかった景色にサクッと出会ってしまい、メインが終わったような気持ちに…。
それでも観光は続きます。アユタヤは広いのです。
頭のない仏像が並ぶ空間は少し不気味ですが、頭がなくても小さくても仏像です。きちんとお供え物が置かれ、大切にされています。
登るのはNGな建物が大半ですが、中には階段が開放されて入れるものもあります。
謎の小部屋と壁画を見学 – Spherical Image – RICOH THETA
謎の小部屋と壁画を見学
廃墟だけじゃなく、ちゃんと寺院もあります。
このあたりから、広すぎる敷地を歩き疲れてきました。
広いね〜と言いながら歩いたエリアからバイクで少し移動して、次の見所に行くとまた同じくらいのエリアがあったり、さらに広かったり。
延々と並ぶ仏塔、仏像…同じような景色に思えてきたら、休憩タイムです。
おいしくないもの、おいしいもの
いい感じの食堂を探していると、大学っぽい建物の横にフードコートがありました。学生っぽい人や、職員っぽい人でにぎわっています。いい感じ!
なんとなくあっさり系がよかったのでエビガパオにしました。
タイのご飯はどれもおいしそうだよね! とか言いながら食べ始めましたが…なんか、臭い! 口の中のエビがけっこうなエグみのある生臭さを放っています。
これはちょっと食べられない。残念ながらはじめてタイのご飯を食べ残しました。
まさかまずいガパオが存在するなんて…。
運悪くダメなエビに当たってしまったことを悲しみながら、あえなく昼ごはん終了です。
午後はまず博物館を見学しましたが、ずっと昼ごはんのことを悔やみ続けていました。
何か別のおいしいものを食べなきゃおさまらない! その一心で探したのがこちら、ロティ・サイマイです!
ロティ・サイマイはアユタヤの郷土菓子で、ひも状のわたがしっぽい飴をクレープで包んで食べる新感覚スイーツです。
一式買うとお店の人に食べ方を教えてもらえます。
最初はひとくちでいいかなとか思っていたのですが、食べてみると意外にハマる食感と甘さ。ペロッと完食しました。
これでやっとお腹も満足! 安心して観光が続けられます。
後半の川の外エリア観光
そんなサイマイさんを食べたのがこちらの遺跡の前。ワット・チャイワタナラームです。
ここは2人とも見た瞬間に気に入ってしまいました。なんせ入り口からの景色がかっこいい!
遺跡はここで最後にしようと決めて、じっくり見学しました。
けっこうな時間を使ってしまい、ここを出る頃には16時頃になっていました。
まだもうちょっと見たいところがあるので、急いで向かいます。
やってきたのは日本人村。日本人が生活しているわけではなく、アユタヤ王朝の頃に日本からタイへ渡り、奮闘した日本人についての博物館です。当時の貿易品やルート、日本人たちの生活などが展示されています。
近代的でしっかりした展示の博物館 – Spherical Image – RICOH THETA
近代的でしっかりした展示の博物館
ここはなんと日本語で説明が書かれているので、久々に隅から隅まで意味の分かる博物館を堪能できて大満足でした。読み尽くしました。
またも急いで移動した先は、大きな寝釈迦像のあるお寺。像を見たり、高い塔に登って景色を眺めたり、ラストっぽい観光地でした。
どうやら好きな仏像に袈裟をお供えするお寺のようで、女性たちが思い思いの像に袈裟をかけていました。どれも同じに見えるけど、人気の像とかあるのかもしれません。
薄暗いマーケットで晩ごはん
そろそろ帰らなきゃいけないけど、その前に晩ごはんを食べたい。
地図を見ると、近くに水上マーケットがあったので行ってみました。
きれいに整備された観光用のマーケットで、わくわくしながら入りましたが閉店準備中でした。
それでもギリギリ開いているようだったので、とにかくレストランを目指します。
マーケットの一番奥のあたりにレストランのような、食堂のようなものがあったので、置いてあったメニューから注文できるものをお願いしました。
うん、うまい。特筆するものはないけど安定感のある味。古い定食屋のしょうゆラーメンのような立ち位置。
ご帰宅は情熱的に
無事に晩ごはんを食べ、暗くなった田舎道を疾走してバイクを返し、駅に戻ってきました。
これでひと安心…と駅のホームに行くと、バンコクへ帰る観光客がずらり!
電車が着くなり、みんなダッシュで飛びつき席を確保していきます。その勢いにビックリしてちょっと出遅れつつ、なんとか私たちも座ることができました。
行きと違って帰りの電車は満員です。ちなみに、帰りの電車は鈍行だったので15バーツ。安い…。
アユタヤ観光は1日がかりになるので、なるべく早い電車で向かい、バイクを借りるといい感じです。
自転車で頑張っている人々もたくさんいましたが、川の外側エリアで見かけたときには息も絶え絶えになっていました。
アユタヤ周辺マップ