2016/12/15当時:1MYR(マレーシアリンギット)=約26円どーも、なつみです!
ペナンの町歩きを楽しんだ翌日は、ちょっと足を伸ばして出かけることに。名前からして楽しげな極楽寺と、有名ビーチのバトゥフェリンギへ行ってきました。
極楽寺でごはん
極楽寺は東南アジア最大規模の仏教寺院だそうで、山のふもとから山頂まで張り巡らせたような、山と一体になっているような不思議な外観でした。
境内は、スキマには置いとけとばかりにいろんなタイプの仏像が並べられていてにぎやかです。
しばらく見て回ると、奥の方に気になる塔がそびえていたのでさっそく登頂開始。
階層ごとに雰囲気が異なる、神秘的というか、統一感がないというか…不思議な塔を登りきり、ペナンの街を眺めることができました。
さらにお寺もとい山を登ると、なんとケーブルカーまでありました。徒歩でも上まで行けるらしいのですが、ひたすら急な登り坂が1時間続くとか…。往復6MYRのチケット、喜んで買わせていただきます。
てっぺんには、下のテーマパークみたいな雰囲気とは違ってもっと実用的な(?)感じの施設がありました。読経や写経ができそうな経典が並べられたテーブルや、食堂…。そう、とってもオープンな食堂があったんです。
よく見ると、参拝に来た人々も食事しています。精進料理かな〜いくらかな〜とウロウロしていると、配膳の手伝いをしている人が「好きに持って行って食べていいのよ」と教えてくれました。
お寺で精進料理を食べるのは初めてだったので嬉しかったです。しかも観光客向けとかじゃなくてお坊さんと同じメニュー。野菜のおかずはどれも日本の煮物を思い出すような優しい味でした。
食堂を出ると、お線香をあげる場所や展望台、そしてあの塔がありました。
極楽寺はペナンに来るまで知らなかった観光地でしたが、バラエティ豊かな仏像に独特の雰囲気、精進料理まで体験できて、たっぷり楽しめるところでした。
極楽寺の下でもごはん
この近くに有名なアッサムラクサ屋があるということで、そのまま向かいます。
マレーシア中で食べられるラクサの中でも、ペナンのものは特にアッサムラクサと呼ばれていて、魚介の香りにタマリンドの酸味が特徴的なおいしいB級グルメということだったので楽しみにしていました。
屋台が連なる通りにたどり着くと、ひときわにぎわうラクサ屋を発見。見る限りメニューはラクサ1種類のみ。おじさんがひたすらスープと麺をバッシャバッシャとどんぶりに放り込んでいました。
近づいて、「1つちょうだい」と人差し指を立てると、「そのへんに座って待ってろ」というジェスチャー。座るとすぐ出てきました。
まず魚介の香り…というか、魚くさいにおいにウッとひるんでしまいます。食べてみると、魚くさくて酸っぱくて、ちょっと辛くて魚くさい…その後、魚介の味わいがほんのり。
ひとくち食べるごとにその繰り返しで、これはさては、何度も食べるとクセになるブルーチーズ的なやつだなと思いながら食べきりました。けしてまずくはなかったけど、超おいしい!と思うにはまだ回数が必要です。
続いてデザートを求めてうろうろ。ちょうどいいのがあったので買ってみました。
こちらは暑いマレーシアにおいて涼と栄養が同時にとれるという素晴らしいかき氷。子供用の風邪シロップ薬のような味で、たまに健康的な豆が出てきて、妙にクセになる…。こっちはすぐクセになれます。
おなかいっぱいになったところで、ビーチで腹ごなしすることにしました。
待ったかいがあったペナン島の夕日
宿から極楽寺までUberを使い、屋台街からビーチにもUberを使います。UberとそべさんのSIM様様です。
シーズンではなかったのか、人が少なくてのんびりした雰囲気でした。泳いではしゃぐ感じでもなかったので、波でちょっと服を濡らす程度に遊んだら、あとは服を乾かしがてら座ってぼんやりしてました。
まだ青空がきれいな時間ですが、このビーチに沈む夕日が見たい…。近くの屋台でおやつのパンケーキを食べたり、スタバでトイレを借りたりしつつ、夕日鑑賞スポットになりそうな海辺のおしゃれバーに狙いを定めました。
しかし狙いを定めたのはいいものの、日暮れにはまだ1時間以上あります。高そうなおしゃれバーで粘るのは厳しいので、その手前のお値段が優しい食堂に着席。
夕食にはまだ早い時間なうえに、もともと客が皆無というほど空いていたので、その食堂の店員さんものんびり。たっぷり時間をつぶすことができました。
そしていよいよ太陽が海に近づいてきたのを確認して、いざおしゃれバーへ!
いい感じに海辺でビールにありつけました。1本10MYR。うん、やっぱりおしゃれなところはいいお値段しますね…。
夕日も鑑賞しきった頃、お隣さんのテーブルがやけにモクモクしているのに気づきました。
唯一の水タバコ経験者なゆうこちゃんに教えてもらいながら吸い始めました。
タバコは臭くて苦い煙を肺に入れて出す謎の苦行だと思っていましたが、いちごミントな香りの煙を口にためて吐き出すのは新しい遊びに思えて楽しくなってきました。
煙をぶわーっと出してみたり、輪っかにしようと必死になってみたり、タバコ初心者らしくおおはしゃぎで楽しんでいたのですが…後半は息の吸いすぎでつらくなってきました。
店員さんは炭を追加してくれるのですが、1時間くらいで頭がボンヤリしてきたのでギブアップ。すっかり日も暮れて暗くなったので、バーを出て晩ごはんを探しに行きました。
そして、バトゥフェリンギ沿いに続く長〜〜いナイトマーケットを冷やかしながら帰りました。
途中で「やあ! マイフレンド!」と話しかけてきたバングラデシュ人のラナと友だちになってしまったりしながら…。
出会って数分でFacebookアカウントを聞いてきた彼は幸いにもいい人で、たまにメッセージをやり取りするふつうの友だちになりました。
でも、今は出会いがしらにそういうのを聞く距離感の人には「Facebookやってないんだ〜」と言ってかわすようにしています。なぜなら、家族や友人との交流をとっても大事にする文化圏のラナに、毎日ビデオチャットするのは勘弁してくれと説得するのにけっこう苦労したからです。
この後2ヶ月くらいそれで頭を悩ませることになるとは知らないまま、4人旅最後の夜が終わりました。