どーも、なつみです!
フランクフルトの宿でのぬくぬくした日々はあっという間に終わってしまい、今日はキューバに移動です。
いよいよ中南米に突入ということで、今さらスペイン語を調べたりしてます。不安…。
【タイ】近場のちっちゃな水上マーケット
2017/01/08当時:1THB(タイバーツ)=約3.4円
今日のお目当てはウィークエンドマーケットです。水上のローカルマーケット「タリンチャン」と、大規模なファッションマーケット「チャトチャック」へ行くことにしました。
バンコク近郊にいくつかある水上マーケットのうち、小規模でローカルなのがタリンチャンです。バンコク市内からは79番のバスで行くことができます。
私たちの宿はバス停から遠かったので、船とソンテウを乗り継いで行きました。
タリンチャンの場所はこちら。
船のチケット売り場に行くと、さっそくプライベートツアーの客引きの人が話しかけてきます。
「どこに行くんだ?」
「タリンチャンのマーケットだよ」
「OK! 1000バーツだ! あんなトコやこんなトコにも行けるぞ!」
「いや、高いからいいよ。船とバスで行くよ。」
「タリンチャンまでのバスはない! いくらならいいんだ?」
「ノーセンキューー!」
急いでチケット売り場に並んで難なくチケットを買い、タリンチャン近くのWang Langというボート駅まで1人15バーツで来れました。
タリンチャン行きのソンテウが通る道を探しているうちに迷ってしまい、さらに雨が降ってしまい、よく分からない食堂で昼食。
雨がやんでから外に出ると、そのままソンテウを拾うことができました。
ソンテウはうまい具合にタリンチャンの前の道を通ったので、ダイレクトに到着!
料金は1人6バーツだったので、船と合わせて1人21バーツで宿から来れました。
水上マーケットと聞いていたけど、思いのほか地面が多いような。
並んでいるのはシェイクに野菜、ふるさと市みたいな手作りの品々に…アロマ、ツボ、携帯ケースから日用品までいろいろざっくり売られています。
一番奥まで行くと、もうひとつ門がありました。
こっちが本物のタリンチャン水上マーケットだ! ちゃんと水上に浮かんだ船で商売しています。
ただ、水上で売ったり買ったりというよりは、船に並んだ商品を桟橋から買うという感じ。マーケットは小規模で料理屋台がメイン。完全に観光客向けです。
お客はタイ人がほとんどでした。ここはタイ人が週末に遊びに来る、水上マーケット風テーマレストランみたいなところなのかもしれません。
とはいえ、小舟での料理や、東屋で伝統楽器を演奏していたりする光景は面白くて、ゆっくり見て回りました。
リーズナブルすぎるボートツアー
そろそろマーケットも見終わったかな…という時に、ボートツアーのチケットカウンターというのを見つけました。
料金はなんと1人60バーツ! 安い!
ボートはけっこうな速度でズババババと水しぶきをあげながら進んでいきます。
水上マーケットを出るとすぐ住宅街に入りました。このへんもばっちり水上。水上住宅街です。
水上に建つ家をはじめて見たので、最初は家が沈みかけているように見えてドキドキしてました。
でも進むにつれて、水上バルコニーで犬と遊んでいたり、お出かけしようと自家ボートに乗り込んだりしている人々の生活が見えてホッとしました。
水上に日常がある非日常をたっぷり見学できる – Spherical Image – RICOH THETA
水上に日常がある非日常をたっぷり見学できる(スワイプで360度回転します)
しばらくすると、ボートが岸に付けられて30分ほど自由行動になりました。
お客が魚のあまりの激しさにつられて川辺に戻ってきたあたりで、ボートツアーが再開しました。
しかしすぐにボートは停止。土産屋でもなんでもない…パン屋? みたいなところです。
するとパン屋さん(?)がフランスパンを手づかみで持ってきて、売り始めました。どうやら魚のエサやり体験の様子。さっきみんなしてたけども。
みんなが無言になったところでボートは出発しました。
このあとはさっきの住宅街を再び通って、まっすぐマーケットに戻ります。
このボートツアーの安さは、さっきの魚のエサやりがあるからかもしれません。
観光客が魚にエサを与えてまわる。地元の人が魚を料理する。観光客がレストランで魚を食べる。この自家発電みたいなサイクルが、ここでは完成しているのです。
観光客はボートに乗るときも、エサをやるときも、レストランでもお金を落とすので、地元的にはお金とお金のもとが勝手にやってくるような感じ。すごい!
そんなことを考えていたら、マーケットに着きました。
料金設定から生活感あふれる住宅街、そして魚のエサまで、素朴すぎて面白いツアーでした。参加してよかったです。
水上っぷりに満足できたので、そろそろ帰ろうかと外のアーケードまで戻ってくると、とんでもなくいいにおいがしてきました。
肉なのか、ニンニクなのかハーブなのか、そそるにおいでジュウジュウ焼けています。値段も聞かずに1本買いました。おいしい! 味は餃子に似ていますが、餃子の皮はないので肉のうま味がダイレクトに伝わります。あと、混ぜてある大粒の脂身がジュワッとして甘い!
あっという間に食べ終わってしまいました。ちなみに1本10バーツ。安い! おかわり!
2本目もペロリでした。おいしさに興奮して食べ過ぎそうだったので、ここでグッと我慢。
後ろを振り向くと、やけにお客の多いシェイク屋さんがありました。
こぼれるのを恐れてふつうは入れないとこまでシェイクが詰まってる! たっぷり飲めてありがたい…。
なんだかんだで、水上マーケットの外の陸上マーケットで食べ歩きを満喫しました。あのまるまるソーセージはかなりのインパクトを私に残し、その後もバンコクで探し求めるほどでした。また食べたい。
タリンチャンの前の道から79番のバスに乗り、バンコクに帰りました。
コンパクトにまわれて思った以上に面白い水上マーケットでした。