ベトナム山中の車窓から

2017/02/06当時:10,000VND(ベトナムドン)=約50円。

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昨日得た情報を信じて、8時にダラットのバスターミナルにやってきた。
バス乗り場にいる人たちに聞くと、「あれだ、あれだ!」 と同じバスを指して教えてくれる。

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これらしい

このバスの近くに座っている男性に、とおるさんが「バンメトート行きのバス?」と聞くと「そうだ!」と明快に答えてくれたので、近くのベンチで待つことにした。

8時半頃にドライバーがやってきたので、念のためバンメトート行きか確認すると「そうだ!」と同じ返事。
安心していると「チケットは?」と聞かれた。
てっきりチケットはないものと思っていたのでモゴモゴしていると「こっちだ!」とチケットカウンターに案内して、店員さんを呼んでくれて、バスに戻って行った。やさしい。

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チケット買いに行く
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チケット買えた

9時半発の便で、1人110000ドン(約550円)。昨日聞いた情報とほぼ同じだ。
その後、バスは思いのほか満員になり、10時頃に出発した。

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いざ出発
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上まで登るといい景色
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山の中を疾走する少年たち
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軒先でコーヒー豆らしきものが干されていた

くねくねした山道を登ったり下りたりして、昼頃に食堂で休憩になった。

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メニューはなく、チキンはあるということだったので、「わたしチキン」「ぼくもチキン」「チキン2つ!」と注文。
そうすることしかできない。

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まず私に手羽先の唐揚げのようなものが来た。
日本でもよくある甘辛い味付けでそこそこおいしい。鶏がカタくてパサパサだからそこそこ。添えられたしょっぱ辛いソースが合う。
スープは下処理のあまい豚臭さがあって、飲みきらなかった。

そして、とおるさんにも……あれ? 違うのが来た。
たしかに材料はチキン。だけど玉ねぎやハーブと一緒にしっとり炒めてあって、胡椒のいい香りがする。
ごはんも色が違う。うっすら黄色がかって、鶏のだし汁で調理してあるようだ。すごくおいしい。

とおるさんは「当たりのチキンだ!」と喜んでいた。正直めちゃくちゃ羨ましい。

チキン2つと頼んで、全く違う料理が来る。
「同じじゃつまんないでしょ?」という店員さんの小粋な気配りを感じた。

ちなみに羨ましすぎて調べたところ、とおるさんに来た料理はコムガーというもの。
ベトナム語でコムはごはん、ガーは鶏。シンガポールのチキンライス、タイのカオマンガイに似ている料理だった。
絶対にベトナム滞在中に探し出して私も食べる。

休憩が終わり、またバスに乗って出発。後半のルートでは、気になる場所があった。

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地図では湖の上で道が切れてしまっている。
どうなるのかと思っていたら…

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こんな方向に進み始め、
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こっちの端っこにたどり着き、
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こんな橋を渡った。
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対岸に渡れた

湖のあたりから、特に景色がきれいになってくる。山々と湖、そして何かの畑。

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木が点々と植わっているのはたぶんコーヒー畑
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荷台に揺られてのんびり移動する女性たち

山がひと段落すると、次は田園風景が広がる。田んぼで作業をする人、のんびり草を食べる牛。
日本の風景ではないのに、見たことあるような懐かしさがあって、飽きずに外を眺めていられた。

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故郷を感じる落ち着く風景
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かわいい牛ファミリー
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牛は車道も走る
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持っていらっしゃるのは立派な木の板

景色に少しずつ人と家が増え、村になり、バスがたくさんあると思ったらバンメトートに着いていた。

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