2017/02/06当時:10,000VND(ベトナムドン)=約50円。
無事にバンメトートに着くことができた。
バスターミナルに降り、今回もまずは次の町であるホイアンへのバスを探す。
ベトナムに入って以降、珍しくキビキビ移動してきたのもすべてはホイアンのため。
色とりどりのランタンと情緒ある街並みが人気の観光地であるホイアンでは、月に一度ランタン祭りが開かれるらしく、とおるさんがそれに合わせてスケジュールを組んでくれていた。
次のお祭りは4日後の2月10日。
バンメトートには2泊する予定だから、けっこうギリギリだ。
バス会社の窓口に行く途中、「どこに行きたいの?」と声をかけてくる男性がいた。
「ホイアン」と言うと、「じゃあここだよ!」とMai Vyという会社を指す。
“ホイアン・ダナン行き280000ドン(約1400円)”。
ちなみに、最初に目星をつけていた大手のマイリン社の窓口をチラッと見ると、”ダナン行き270000ドン(約1350円)”と書いてある。
ダナンというのはホイアンの少し先にある町。ダナンに行くならホイアンも寄るだろうけど、マイリン社の方にホイアンと明記はしていない。
うーん…。まあ、50円だし、確実そうなMai Vy社でいいか。
「ホイアンに行きたいんだけど」と窓口のお姉さんに伝えると、「350000ドン(約1750円)」という返事。
あれっ。表に書いてある値段と違う。
でもそれを伝えようにも、お姉さんは英語が一切分からないようでお互いオロオロするだけだった。
そこにさっきの客引きの男性が現れ、英語で「旧正月のホリデー料金だよ」と教えてくれた。
なるほどと思ったけど、他の会社では旧正月料金はとっくに終わってるし、なんだかなぁ…。
「でも下に280000ドンって書いてるよ」と、あくまで掲載料金と違うと食い下がってみたところ、男性がお姉さんにベトナム語で何か言い、280000ドンでオーケーという雰囲気になる。
じゃあ、とすかさずとおるさんが欲しいチケットの条件を紙に書き、お姉さんがそれを見ながらチケットを作成した。
バンメトート到着と同時に、ホイアンへのチケットをゲット!
順調すぎてウキウキしたので、ちょうどやってきたマイリンタクシーに乗って宿に直行した。
チェックインして荷物を降ろし、街に出る。
バンメトートはダラットより大きく、少し都会で、ごみごみした印象。
ショッピングモールのような建物があったので入ってみたけど、中はいつもの超高密度な市場だった。
宿の周りをぐるっと歩いて、目についた食堂で晩ごはんのワンタンミーを食べる。
あっさりスープの小麦麺で、お肉とワンタンがいっぱい入っている。
たまに見つかるカリカリの脂がお宝的なおいしさ。
明日の朝ごはんにラスク一袋と、いくつかの果物を買って帰った。
宿に帰ると、フロントでオーナーのおじさんが「コンニチハ」と挨拶してくれる。
おじさんのお父さんは日本で働いていたそうで、顔を合わせるたびカタコトの日本語で話しかけてくれた。
そして、部屋でさっき買った果物を食べてみたら、まさかのぜんぶハズレ。
食べごろじゃなかったのか、食べ方が違うのか…。
つい、朝ごはんのはずのラスクを食べて口直ししてしまった。