どーも、なつみです!
フィリピンに来るまでフィリピン料理というもののイメージがなかったんですが、1ヶ月間の滞在でいろいろ食べることができました。その中で、「これはうまい!」と思ったものを紹介します。
まずは上の写真の鶏の丸焼き。これはフィリピンの伝統料理、レチョン(豚の丸焼き)の鶏版レチョンマノックです。このお店では一羽400円でした。
試しに一羽買ってみると、大きな包丁でガスン!ガスン!と大胆に、かつ食べやすくカットしてもらえました。お肉はジューシィでやわらかく、皮にすり込まれた調味料が肉までしみ込んでとてもおいしかったです。
先生に「フィリピンには刺身みたいなのはないの?」と聞いた時に教えてもらったのがこのキニラウ。生魚と野菜を柑橘類と調味料であえた料理で、南米のセビーチェに似ています。刺身というよりはカルパッチョですが、生魚と野菜というフィリピン生活では貴重な食材が堪能できます。レストランで見つけたら即注文してました。
伝統料理というには歴史が浅そうですが、フィリピン料理のお店には必ずあるメニュー。料理というより「ライスはプレーン? ガーリック?」というレベルの扱い。ライス大好きなフィリピン人が、残り物のライスをおいしく食べるために作りはじめて広まったそうです。
これはマニラの方の料理で、セブではあまりメジャーではないという話でしたが大体のレストランにありました。タマリンドの酸味がきいた、辛くないトムヤムクンのようなスープです。海老やチキンなど種類は様々。私は海老のシニガンスープにハマってしまい、黙々とすすってました。
フィリピンといえば忘れちゃいけないのがバロット! バロットというのは、孵化しかけのアヒルのゆで卵です。道端で「バロ〜〜バロ〜〜」と聞こえてきたらバロット売りのおじさんがいます。石焼き芋のおじさん的な感じです。
バロットは卵が産まれてからの日数で味がかなり違うらしく、お店ごとに日数は違ったり選べたりしますが、「16日目」が好きという人が一番多かったです。日数を経るごとに、卵っぽい味から鳥っぽい味になるんだそうです。
私が食べたバロットの中身はこんな感じ。他の人のは完全に小鳥のご尊顔を拝見できたので、まだマイルドな見た目です。ちなみに味は…すっごくおいしい! 殻を少し割ったらまずはアツアツのスープを飲み、中身を食べていきます。鶏のゆで卵をとても濃厚にした感じです。意外だったのは、できかけ小鳥が完全に「半熟の黄身」だったこと。もっと鳥の味と食感かと思っていたのですが、トロリとした濃い黄身で一番おいしい部分でした。
バロット以外はフィリピン料理のレストランで食べることができます。バロットだけ「そのへんで売ってる」感じで見つけにくいのですが、屋台や市場があるあたりで売っていることが多いです。「バロ〜〜」というかけ声と発泡スチロールの箱が目印です。
これらはどれも日本人的にとっつきやすい味だったので、フィリピンへ行ったときはぜひ探して食べてみてください。