どーも、なつみです!
リアルタイムではまだバレンシアですが、今日はさらに南のコスタ・デル・ソルという海岸沿いにあるマラガの町へ夜行バスで移動です。
FF14のコスタ・デル・ソルと同じ地名だから…行く理由はそれだけですが、名前って意外と旅先を決める大事な要素になったりします。
めちゃくちゃ階段登るらしいと聞いて
2016/12/25当時:1THB(タイバーツ)=約3.4円クラビタウンのちょっと北にはタイガーケイブテンプルというお寺があって、引くほど階段を登った先で絶景が見られるらしい。
ネットでそんな記事を見たので、バイクを1日借りて行ってみることにしました。
クラビタウンもアオナンもですが、信号の上になんらかの像が乗ってます。信号ごとにモチーフが違ってゴージャス。
30分ほど走ると、タイガーケイブテンプルが見えてきました。
最初は近くの黄金のトンガリを見て「着いた〜」とか言ってましたが、本番は奥の山のてっぺんにあるトンガリでした!
昔は洞窟に虎が住んでいたのでタイガーケイブテンプルというそうです。ちなみにタイでの正式名称はWat Tam Sua(ワットタムスア)。
中に入るときに服装チェックがあり、短パンやミニスカートの女性は布を巻くように言われます。布はレンタルできるけど、たしか有料だったので持参するかひざが隠れる服で行った方がいいです。
さあ、登るぞー!
気合を入れて登山口に来てみると、この階段! 一段一段が大きい上に、傾斜がものすごい…。へばりつくようにして登りはじめました。
なお階段は1200段以上あるそうです。
ここからはとおるさんの顔の変化をお楽しみください。
このへんから、とおるさんだけじゃなくみんなつらそうになってきます。階段に座り込み、苦しい顔で上を見上げる世界各国の巡礼者たち。南アフリカから来たという人もいました。
階段の踊り場で休憩するたびに「がんばろう」「いい運動だよね!」と声をかけ合います。とってもピースフルな空間。
だんだん疲れすぎて声も出なくなってきます。
足は動かなくなり、心臓はバクバクして、さっき追い抜いたおばあちゃんのことが心配になったりします。
いっしょに登っている人とは弱々しく微笑みあうだけになるのですが、今度は上から降りてくる人たちが「がんばって!」「もうすぐだよ!」と応援してくれます。24時間テレビのラストが頭をよぎります。階段は地球を救うのです。
そんなことを考えはじめるくらい疲れ果てます。
このへんで「オゥ、サウザン…サウザン…!」という囁きが聞こえてきます。感無量ですが、まだ200段以上あります。
ついに到着!
登りはじめて40分、ようやくたどり着きました!
今思うとたった40分ですが、手すり必須の階段をクライミングし続けるので全身クタクタです。
汗だくで疲労困憊だけど、てっぺんで休憩する人々の顔は穏やかな笑顔。きっと何かしら悟りを得たんだと思います。
疲れも吹き飛ぶ景色とイイ風 – Spherical Image – RICOH THETA
疲れも吹き飛ぶ景色とイイ風
風をたっぷり受けながら体を休めて、降りるころにはすっかり元気になりました。
降りる様子をタイムラプスで撮るほどの回復ぶりです。もちろん、登ってくる人たちを励ましながら降りました。
タイムラプス向きじゃないブレブレの動画ですが、階段の多さだけは伝わるかと思います。
1200段の急な階段は想像以上のつらさでプチ苦行でしたが、挑戦してよかったです。
これ以降、ちょっとくらいの坂や階段は「あのタイガーケイブテンプルを登れたんだから」という合言葉で乗り切れるようになりました。
しかし、このお寺のお坊さんは、てっぺんを掃除するために毎日登るのでしょうか。すごい…。
ちなみにタイガーケイブテンプルのツアーでは、虎が住んでいた洞窟をメインで見て、山を登れる人は登る…という流れだそうですが、私たちは階段に夢中で洞窟をすっとばして帰ってしまいました。
だから、実はタイガーケイブ部分をまったく味わってません…。なんてこと!
ここに行かれる方は洞窟をお忘れなく! 私たちも次にクラビに行くときは洞窟を見にきます。