タイ:これがうわさのトゥクトゥク詐欺

川向こうの彼はポーズをキメた
通りすがりの彼はポーズをキメた(※詐欺師ではありません)
どーも、なつみです!
いい夫婦の日はいい天気だったので、ビーチベッドのあるカフェでひたすらゴロゴロしました。
夫婦仲が悪くなりようのないパーフェクトな1日だったのではと思います。

【タイ】パーフェクトな定型文でキメてきたおじさん

2017/01/07当時:1THB(タイバーツ)=約3.4円

ふつうの路地裏の風景
ふつうの路地裏の風景
この日の目的はワット・ポーとワット・アルンの観光です。
おそらく一番有名なワット・プラケオは、入場料500バーツにひるんでまた次回にしました。今思えば入ればいいじゃないかという金額ですが、タイにいるときはものすごく高額に思えたんです…。
宿からがんばれば徒歩圏内だったので、歩いて行きます。

昼近かったので、先にお昼ごはん。
宿の裏道にやさしいお値段のお店があったので、そこでトムヤムマッシュルームを食べました。

路地裏の人気店を発見
路地裏の人気店を発見
トムヤムマッシュルーム
きのこたっぷり酸っぱ辛いスープ、トムヤムマッシュルーム。
グリーンカレーかな?
これはたしかグリーンカレー
カオサンに行く途中の露店街でもつまみ食い。
特にこれが気になる
特にこれが気になる
買っちゃった! 自然な甘さのバナナのおやつ。おいしい!
買っちゃった! 自然な甘さのバナナのおやつ。おいしい!
カオサンを通り過ぎたあたりで少し休憩。蒸し暑くてすぐ体力がなくなってしまいます。
こういうときはフルーツシェイクを補給しなければいけません。
インターナショナルレストランで休憩
インターナショナルレストランで休憩
この席に座りたかったんだよね!
この席に座りたかったんだよね!
バナナとマンゴー
バナナとマンゴーシェイク

詐欺おじさんとの出会い

元気が出てきたのでワット・ポー方面へ。
とっても横断しにくい大通りに差し掛かってうろうろしていると、「どこにいくんだ?」とおじさんが声をかけてきました。

「ワット・ポーだよ」
「ああ、ワット・ポーは今日は休み! 王様が来てるからセキュリティの関係で入れないんだよ。だから他のとこにした方がいい。水上マーケットは知ってる? ひとつだけ安く行けるツアーがある港を知ってるんだ。1人900バーツで行けるとこなんだよ。」

おじさんは怒涛の勢いで教えてくれました。
私のたった一言の返事に対してこの情報量です。なんて親切なおじさんなのでしょう。

でもねおじさん、私知ってるんだ。このへんに「トゥクトゥク詐欺」ってものがあること。
彼らはね、「今日は◯◯は休みだ。他のツアーを紹介してやろう。このトゥクトゥクに乗れ。」って言ってくるらしいんだ。

熱心な詐欺おじさんのお話を聞く
熱心な詐欺おじさんのお話を聞く
「そうなの? 水上マーケットは知ってるよ。900バーツって高いじゃん。」
「いやいや、他のとこは1人2000バーツとかとるから! 安いのはこの港だよ。何か紙は持ってる?」

メモ帳を渡すと絵まで描いて説明してくれました。

親切感を演出するまじめな小芝居
親切感を演出するまじめな小芝居。絵はヘタ。
「こんな船に乗るんだよ。俺はアートのティーチャーをやってるんだ。ハハハ。その港まではトゥクトゥクで10バーツで行けるんだよ。ほら、ちょうど来たそこのトゥクトゥクで行くといいよ。」

おじさんがそう言うやいなやトゥクトゥクが目の前に停車!
「ほら乗って乗って。」

きたー!! ◯◯は休み、他のツアー、トゥクトゥクが全部そろった!
トゥクトゥクドライバーは誰とも言葉を交わしてないのに笑顔でうなずいてるし、もはやグル感を隠そうともしていません。

もう詐欺臭が爆発してるんですが、なにより絵がヘタ!
もしワット・ポーが本当に休みであろうと、アートのティーチャーだけは絶対ウソだ。

「そーなんだ! ありがとー。でもまずこの辺を歩きたいからいいよ。じゃーねー。」
「いやいや休みだから! これに乗りなさい! ちょっと!」
「じゃーねー!」

詐欺クライマックスでおじさんから離れて、「たぶん休みじゃないよ」と言いながらワット・ポーに歩き始めました。
とおるさんは「あのひと休みって言ってたよ。なんでなっちゃんは休みじゃないって思うの?」と不思議がっていました。純粋です。

釈然としないとおるさん
釈然としないとおるさん
ちなみに、このおじさんの言う通りにしてトゥクトゥクに乗った場合、港に着いたらぼったくりクルーズツアーに参加させられ、お土産屋さんなどに連れて行かれるそうです。
タチの悪いやつだと、水上で船を止められて大金を払えと脅されることもあるとか。

知らない土地で知らないおじさんについていくのは大変おそろしいことですね。
とはいえ、知らないおじさんを何から何まで信じないというのも旅としては面白くない。

なので、親切なおじさんたちのお話はできるだけ笑顔で聞いて、貴重なご意見として今後の旅の参考とさせていただきつつ、大事なことは自分の目で確かめるようにしようと思った次第です。

ちなみに、ワット・ポーは開いてました。

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