2017年2月13日。
ダナンで泊っている宿「Mint Homestay」は、朝食に日替わりでベトナムフードが食べられる。ちなみにドリンクは有料。
この日はバインミー。東南アジアでたまに遭遇する、ちるちるのヒゲみたいな肉?は一体なんの肉なんだろう…。豚かな?
午前中は宿でゆっくりして、昼から出かけることにした。
今日は夕方から遊園地に行くのだ。
昼食は通りがかった小さなお店でブンチャーカーという麵料理を食べた。
米麺にさつま揚げのような魚の練り物が入った料理で、ベトナム中部の名物らしい。これは1杯100円。
さっぱりしたスープに米と魚。馴染みがあって親しみやすい味。
元がシンプルだから、ハーブやピクルス、唐辛子を入れると味の変化が分かりやすくて楽しい。
すっかりお昼が過ぎたので、遊園地に向かうことにした。
これから行くダナンの遊園地「Asia Park」は、夕方から夜に開くのだ。
タクシーでちゃちゃっと到着。宿から直接行って200円。
外にあるモニュメント。お相撲さんにたぶんインドっぽい人、お団子の中国っぽい人…アジアが詰まっている感じがする!
そして入場口付近には、天使がいた。アジアからヘブン。急展開。
天国のように楽しいのだきっと。
入場料は乗り放題フリーパスが1人1000円。うれしいお値段。
ちょこっとゲームセンターでウォーミングアップして、まずはパーク全体を把握するべく観覧車へ。
「Sun Wheel」なるこちらの観覧車、なんと昔は滋賀県の琵琶湖で「イーゴス108」という名前で働いていたらしい。
同じ日本出身ということで、親近感を抱きながら乗車。
アジアを冠するだけあり、敷地は広大。
園内はまだ建設中だったので、明らかに何もない空き地もある。自然保護区のような趣。
この時間からすべてまわるのは難しい広さだから、ささっと見たいところだけ見ることにした。
ガラッガラのフードコート。平日だからなのか、いつもなのか。
食事はさすがにテーマパーク価格。街なかのフォーが1杯150円くらいに対して、ピザやパスタが350円前後。
おなかは空いてないので、さっそく各国エリアを巡る。
まずは日本ゾーンへ。
江戸時代っぽい雰囲気の建物に、居酒屋ちょうちん。
屋台にはチャイナ服やチマチョゴリなどいろんな衣装がかかっているから、ここは貸衣装&記念写真屋さんのようだ。
こちらはライトアップされた中国、日本あたりのゾーン。
ミニジェットコースターが稼働していたので立ち寄り。待機列などない。もちろん先頭。
タイゾーンにある落下系絶叫マシンの下にはインドラ像が鎮座。
見ていてゾワ~っとしたのでここはパスして次へ。
遺跡が絵になるカンボジアゾーンでは、結婚式の前撮りっぽい撮影をしていた。
そういえばホイアンでもウェディングドレスの人を見かけたなぁ。楽しそうな撮影風景にほっこり。
フォレストアドベンチャーみたいな命綱必須のアスレチックがあったり、
自販機もあるのである。
私的に遊園地といえばの王道アトラクション、バイキングもある。
昔、故郷である宮崎の「こどもの国」って遊園地でよく乗ったなぁ。
懐かしい気持ちになったので乗車。そしてちょっと気持ち悪くなる。
この軟弱な三半規管ではコーヒーカップすら絶叫マシンになりそう。
ベトナムゾーンには、水上に浮かぶ大きなドラゴンボート。
動きはしないんだけど、ここから川の方で行われるパフォーマンスを観られるのだとか。
この日は何もやっておらず。
すっかり暗くなったので、もう一度観覧車に乗って夜景を眺めた。
アジアパークもきれいだけど、ダナン都会だなーー!!
遠くにドラゴン橋も見える!
観覧車の下にあるポップでサイバーなゲームコーナーを通り、お土産屋さんを冷やかして外へ。
だいたい見て回ったので満足!そろそろ帰ろう。
入場口あたりまで行けるモノレールに乗車。
観覧車きれい~だけどモノレール内は青いライトでちょっと不気味。
途中で開発中?の広い空き地ゾーンを通った。
遠くにダナンの夜景が見えるが、足元にはまっくら闇が広がり、何も見えない。そして車内は青い。
もしもここでモノレールが止まったら心臓も止まりそうなほど怖い。
かなりドキドキしながら通り過ぎた。
建設中の遊園地はきらびやかさと薄暗さが混在していて、明るい廃墟を探検しているようなワクワク感があった。
貴重な体験ができたなぁ。
ちなみに2021年9月現在は、おそらくコロナの影響で長期休業中の様子。
もう完成しているだろうから、いつかまた行ってみたい。
あの暗闇には何かできたのだろうか。
パークの外に出ると、そこにも子供向けの小さな遊園地があった。
小さな子がいる家族でにぎわっていて、とてもほのぼの。
そして遊歩道には、桜!?
満開の夜桜が咲いていた。
真冬だよ? まさか…と思って近づいてみたら、なんと本物の木に造花の桜をくっつけた常桜だった!
けっこうな本数あるけど、満開になるまで手作業でくっつけたのか。執念を感じる。
ふつうの桜より衝撃的な花見をしてしまった。
楽しくなってきたので、もうちょっと歩いて晩ごはん探し。
雰囲気のよさそうなお店があった。
ダナンの名物「ミークワン」があったので、鶏のミークワン「ミーガー」と、牛のミークワン「ミーボー」を注文。
ミークワンはさっぱり系汁なしまぜ麵のような料理。麺は米粉の平打ち麺で、椀の底にたれが溜まっている。
ここのミーガーはカリッと揚げ焼きされた鶏が入っていた。
同じくカリカリの揚げワンタン?的なせんべいを割り入れて、野菜やハーブ、レモンなどモリモリ乗せて、わしわし混ぜて食べる。
モチモチ、カリカリ、シャキシャキ、いろんな食感が楽しめて、とてもおいしかった。
ちなみにそれぞれ150円。こんなにおいしいのに、うれしいお値段。
たくさん遊んでペコペコだったおなかがまんぷくになったので、タクシーでちゃちゃっと帰宅。
大満足で1日が終わった。