2017年2月:10,000VND(ベトナムドン)=約50円。
空が暗くなるにつれ、街は明るくなってきて、いよいよお祭りムードに。
通りがこんな状態なものだから散策したくてたまらなかったけど、まずは腹ごしらえ。
侍食堂
昼間にチラッと見て気になっていたお店に入ってみた。
ホイアンの侍。日本人が気になっちゃうのもしょうがない外観。
メニューの一部。お値段はだいたい500円前後。
日本の定食屋さんより安いくらいだけど、ベトナムで見たらちょっと尻込みする価格。
メニューがていねいに英語で解説してあって、とても勉強になる。
カツ丼って英語で説明するときが来たらこう言えばいいのか~と写真に撮っておいたけど、説明すべきときはまだ来ていない。
迷いに迷って選んだのは親子丼。
もう見た通りの、卵とろとろ鶏肉いっぱいのおいしい親子丼でございました。
接客が完全に日本のおもてなし笑顔スタイルで、旅の緊張と攻防から固くなった心がほどけていくようだった。
いざランタン祭り
おなかもふくれてリラックスしたところで、いよいよお祭りに繰り出す。
ランタン屋さん本気モード。
いろんな色や形のランタンが浮かんでいて幻想的。
お祭りの本会場は川の対岸の新市街らしいということで、そちらに向かう。
ランタン流し
川の近くまで行くと、ランタンを売る人に声をかけられた。
当然流してくでしょという雰囲気で売ってくる。
お値段次第だけど…。
え、1個50円?
買ってみた。
ロウソクに火のついた紙製ランタンを川に流すだけ。
なんとなく願いを込めて流す。
とおるさんも流す。
2人の願いが込められたランタンはゆっくりと流れていき…
すぐ隣のボートに着岸。
願いは近く叶うでしょう。
対岸のお祭り会場へ
ランタンも流したことだし、橋を渡って本会場と思しき対岸へ行くことにした。
橋の上から見たトゥボン川とホイアンの街。
少し薄暗くなった街に映えるランタンの明かり。お祭り気分が盛り上がってくる!
対岸の広場は大きなランタン飾りでいっぱい。
蓮の花や大きなニワトリみたいなベトナムらしいものから、クリスマスツリーなんかもあった。
今2月だけど…。きっと12月にも飾ってたんだろうなぁ。
きれいな飾りを見ながら歩き回っていたら少し疲れてきたので、近くの路地に入って休憩することにした。
ベトナムスイーツのチェ―屋さん
ローカル感のあるこのお店が気になって入店。ベトナムスイーツのチェーがメインのお店。
チェーを食べるのは初めて。周りのお客さんのテーブルをチラッと見ると、液体多めのパフェみたいな雰囲気のグラスが乗っていた。
どうやら店先で好きなトッピングを選んで、席に持ってきてもらうスタイルらしい。
豆、フルーツ、シロップ?、クリームなどなど、甘そうな雰囲気のものが並んでいる。
あんみつみたいな感じになるのかな。
見た目を頼りにいくつか選んで、テーブルで待つ。
ベトナムのカフェのテーブルセットはちんまりしたものが多い。
街中では朝からおじさんたちがちんまり座ってお茶している姿が見られたりして、ほほえましかったりする。
私が頼んだチェー。
色の濃い謎豆を避けがちだったので、フルーツポンチみたいになった。
とおるさんのチェー。
豆やフルーツにココナッツミルクも入って、王道感がある。
甘煮なのかシロップ漬けなのか、甘い豆に爽やかなフルーツと、ジュース的な液体。
歩き回って疲れた足に染みて元気が出た。
歩き回っていたのはお祭り会場に来るためだったんだけど、このあたりがその会場なのか、実はよく分かっていない。
「月に一度のランタン祭りの日は、営業中のお店だろうがランタン以外の明かりを灯してはいけない」
「祭りは新市街で行われる」
といった情報を頼りに辿り着いたのがこのあたり。でも、このお店も普通に明かりがついてるしなぁ。
本当にそんなところあるんだろうか?
ちょうどこのとき、近くの席に日本人のカップルが座っていたので聞いてみたけれど、みんなで「うーん???」という感じになってしまった。
まあ、このへんが一番盛り上がってるからここが会場ということにする。
ベトナムのお祭りゲーム
もう一度広場の方に行ってみると、人だかりができていた。
ゲームみたいな催しをやっているみたいで、定期的に歓声が上がっている。
仮面をかぶって、ぶら下がった陶器の的を壊すスイカ割りのような遊び。
バーン!と派手にブチ割っていて気持ちよさそう。
なお景品は不明。
というわけでやってみた。1回30円ほど。
参加方法は、手を上げてお金を振って司会者にアピール! 列などない。
一度だけ仮面を外した状態で距離を測らせてもらえる親切ルール。
しっかり歩数と高さを確認して、いざ本番!
はい。
楽しかったです。
日本でもおなじみの輪投げもあった。
地面に直接置いてあるところがベトナム風?
日本と同じく、投げた輪っかの中に入った景品がもらえる。こちらも1回30円ほど。
景品はお土産屋さんで見るようなポーチとか、子どものおもちゃとか。
こちらもとりあえず参加。
景品は当たらずだったけど、人だかりもなかったので気楽に遊べた。
他にはこんなゲームも。
竹を渡り切って太鼓を鳴らせたら勝ち。
一瞬で無理だと悟り、こちらは人が楽しんでいるのを見学。
ゲーム以外では、劇かミュージカルのような催しもあった。
最前列のお客さんには楽器が配られる、観客参加型。とても盛り上がっていた。
お祭りの最後はお寺で〆
じゅうぶんに楽しんだので、ちょっとお参りしてから帰ることに。
お祭りに行ったら、どこかしらお参りしたくなるのはなぜだろう。
旧市街にあったお寺へ。
頭上に何かがたくさんぶら下がっている。
仏教的な飾り?と思って近寄ってみると…
お線香!
これ、思いっきり頭上だけど大丈夫なのかな?
髪とか服に落ちるのもご利益のひとつなのだろうか。
ドキドキしながら手を合わせたけど、幸いご利益はなかった。
ベトナムに入ってからホイアンまでのスケジュールは、このお祭りに合わせるためにちょっと強行軍だったけど、来てよかったなぁ。
きれいなランタンを見るだけじゃなくて、ベトナム感のある遊びもできる楽しいお祭りだった。