どーも、なつみです!
【タイ】カンボジアへひた走る
2017/01/14当時:1THB(タイバーツ)=約3.4円、1USD(アメリカドル)=約115円。
とうとう1ヶ月フルで滞在したタイとのお別れの日がやってきました。
プーケットからちょっとずつ移動してバンコクまで。北部に行けなかったのが心残りですが、タイはまたすぐ来る気がします。
朝7時に宿をチェックアウトして、モーチットのバスターミナルへ。
もう通い慣れた場所になってしまったので、ローカルバスでスムーズに到着。
カンボジアはシェムリアップ行きのバスに乗って待っていると、簡単な朝食セットが配られ、定刻の9時ちょい過ぎに出発しました。
そのあとはひたすらに高速で国境を目指します。
12時ごろにどこかのセブンイレブンの前で休憩になり、昼食のチャーハンが配られました。
いくつか種類があるようで、私たちは鮭とエビ。鮭の方がおいしかったです。
そして、このときビザについての説明がありました。
まだ持っていない人は、バスで配られる用紙を出せば1400バーツで取得代行する。自力で取りたい人は国境に着いたらポリスのところへ行ってくれとのこと。
大使館の即日受け取り1200バーツより200バーツ高いけど、諸々の代行費込みならぼったくりというほどではないかな。
私たちは事前に取っていたのでスルーです。
再びバスが走り出して、いよいよ国境に到着!
タイ側の門の手前で降り、前の人について歩きます。
外国人用の出国審査をいつも通り無言でパスして、次はカンボジアの入国審査へ。
意外に横幅が広い道路にはカジノがあり、イミグレーションの表示は見当たらない…。前の人を見失わないように追いかけているうちに、気づけば国境を越えていました。
記念すべきはじめての徒歩での国境越え、いつの間にか達成。
入国審査は無言のまま、指紋は取りそうでやっぱり取らずに終わりました。かと言って、何か聞かれても緊張するだけだけど。
無事に入国してバスに戻ると、食事中のスタッフが入り口をふさいでいます。「まだ乗せられない。カジノに行け」とぶっきらぼうに言われました。
どうやらバスを横付けしているカジノに客を向かわせて、お金を落とさせる時間のよう。
せっかくなのでカジノのきれいなトイレを借りて、バスに乗れるようになるまで見学しました。
【カンボジア】いきなり感じるタイとの違い
いよいよバスがンボジアを走り始めると、すぐに景色が変わりました。
タイ側でわさわさ生えていたヤシの木がなくなり、見渡す限りの畑や田んぼ、点在する牛。壁に大穴があいた家に、むしろ壁がなくなってる家。
全体的にとても素朴な印象です。わくわくしながら外を眺めて、3時間ほどで目的地のシェムリアップに着きました。
着いたのは中心街から遠く離れたバス会社のオフィス。事前にお願いしていた宿からの迎えが来ているはずだけど…。
キョロキョロしていると、とても愛想のよいトゥクトゥクドライバーがやってきて、「君らの迎えはきてないから俺が400バーツで送るよ」と言ってきました。すごく怪しい。あと高い。
いろいろな宿から迎えが来ている中、私たちの名前も宿も教えてないのに、そんなことが分かるわけがない。
とりあえず嘘をついていそうなドライバーは無視して迎えを探すものの……いない。ほんとに来てない!?
気づけば、残っているのはさっきのドライバーだけになっていました。ニコニコしながら「400バーツ〜」と言ってます。
かなり渋ったあと、とおるさんが250バーツまで値切ってくれたので、彼に送ってもらうことにしました。でも、なんか悔しい!
タイでは高すぎるからと一度も乗らなかったトゥクトゥクに、カンボジアではしょっぱなから乗車。他に選択肢がないんだもんなぁ…。
トゥクトゥクで走るシェムリアップの道は、私が想像していたカンボジアのイメージそのまま、赤土に土煙が舞い上がっています。
でも街の中心部は、アンコールワット擁する一大観光地だけあってキラキラしていました。イルミネーションで輝くバーの看板、オープンテラスに並んだビール。カオサンにそっくり。
中心部から離れた宿にチェックインするとき、「お迎えが見つけられなかったよ」と言うと、「こちらの連絡漏れで手配できてなかった。すみません」との返事。よかった。どこかで待ちぼうけのトゥクトゥクドライバーはいなかったんだね…。
衝撃っていうか電撃の晩ごはん
荷物を降ろしてすぐ、晩ごはんを探して近くを散策していると、いきなり大雨が降ってきました。慌てて近くの小さな食堂に入店。
英語メニューがあるわりに、英語は一切分からない店員さんになんとか注文してひと息つきました。
そして、テーブルを拭くためのティッシュをとおるさんに渡してお互いの手が触れた…そのとき、電撃、はしる!!
バチィッ 「イタッ!」
2人とも思わずのけぞる。静電気とかいうレベルじゃない強さと痛みでした。ビックリした。
そこでビールが運ばれてきたので、仕切り直してビールに手を伸ばした…そのとき!
「イタァァッ!!」
先に缶を持ったとおるさんがビールを取り落とす。倒れた缶からビールが流れ続けてるけど、それどころじゃない。これは漏電だ!
大雨のせいか何なのか、どこかからテーブルに漏電しているようでした。
慌てて店員さんに「エレクトリカルがカレントだよ!」と言うと、英語がまったく分からないはずの店員さんがすぐに検電テスターを持ってきました。まさにそれ!
えっ、用意がよすぎでは!?
テーブル、イス、柱、店のあちこちでテスターがピカピカ光って通電を知らせています。そして彼は他の女性店員さんにカンボジア語で何か…というか絶対「おい、今このへん漏電してるぞ! ハハハ!」って言った。
女性店員さんの手をテーブルに触らせて「やめてよー!」とかやってる。
そうか、死ぬかと思ったけど、よくあることなのか…。
私たちはカンボジアの器の大きさを感じながら、漏電していない席を探して静かに移動しました。
そうこうしているうちに料理もやってきて、ようやくの晩ごはんです。
そうして終わったカンボジア初日、びみょう!!